2015年7月18日土曜日

ゲームの自動操作装置(2):USBキーボードシールド

ゲームの自動操作装置(1):全体の構成 からの続き

必要な機能:

 ・ホストに対してUSB接続が可能であること
 ・ホストに対してUSBキーボードとして振舞うこと
 ・PCとシリアルポートで接続可能であること
 ・PCからシリアル通信で打鍵情報(何を押すか?)を受け取れること
 ・受け取った打鍵情報をUSBキーボードの打鍵に変換してホストに出力できること
 ・打鍵する可能性のあるキーは10種類程度とする

作例1:市販のキーボードを用いた例
 
 USBキーボードを分解してキー部分の配線を引き出す
 配線はマトリクス上になっており、2線の接続の組み合わせで任意キーの打鍵となる
 必要なキーの配線を引き出し、フォトリレーの両端に接続する
 フォトリレーのアノードにArduinoの出力ピン、カソードにGNDを接続する
 このときどちらかに適切な抵抗をはさむこと
 (フォトリレーの内部LEDが破損するため/電流値はフォトリレーのデータシート参照)

 これでArduinoのピン出力を打鍵に変換することができる
 スケッチについては次回のメモを参照
 
作例1:無線キーボード+電池BOX+フォトリレーシールド(自作)+Arduino Uno


フォトリレーシールドの裏面/無計画に作るとこうなる

  作成時に必要なキーが絞り切れていなかったため、15種のキーに対応している
  電池BOXは無線キーボードへの給電用
  ゲーム機には専用無線ドングル経由でUSB接続を行う

  ※作例では無線キーボードを使ってしまっているがこれは電波法に抵触するのでダメ
    有線キーボードを使うこと


作例2:市販のキーボード/GPIO変換機を用いた例

 ビットトレードワン/REVIVE USBを用いた例
 ポートとキーの設定は専用の設定ツールを用いて行う

作例2:REVIVE USB+プロトシールド+Arduino Uno
 
 必要なキーの絞り込みをおこなったため、8種のキーに対応している
 作例2と同じ機能の装置が簡単かつ簡潔に作成できている
 (配線が散らかっているのは作例1と互換をとったため)

 市販製品があるものは積極的に使ったほうがよい
 プロトシールドのブレッドボード上に構築しているので再利用も簡単


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