2015年9月25日金曜日

秋月のESP-WROOM-02 DIP化キット

秋月電子からESP-WROOM-02のDIP化キットが発売

ESP-WROOM-02DIP化キット

秋月HPより

使える穴がいっぱい

ESP-WROOM-02は横幅が広いため、ブレークアウトボードでピッチ変換するとかなり大きくなり
従来他社製品では82x53mmのブレッドボードで両端の1列しか使えなかった

秋月の新製品ではピンをモジュールの下に逃がしているのでブレッドボードが広々と使える
チップ抵抗等はマウントしていない

ブレッドボード上で使うにはかなり便利そう
変換基板のみの取り扱いもあり


2015年9月23日水曜日

アルインコ製エアロバイクのサドルを(無理やり)交換したメモ

アルインコ製エアロバイク(FB6010)を2年前に購入したのだが稼働率が非常に悪い

もう型落ちなので後継機が出ているはず

原因は明確でサドルの異常な形状とデカさにある

どうやって使えというのだろう

googleで『アルインコ サドル』と入力するとサジェストで『痛い』『交換』が候補に出てくるほど
サドルは独自の形状なので市販品と交換することもできない

以下は無理やりサドルを交換してみたメモ


必要なもの:

 ・交換するサドル
 ・結束バンド
 ・ソフトワイヤー
  ダイソーで購入
  軟質のワイヤーをスポンジ素材で包んだ製品
  適当な緩衝材ならなんでもよい
 ・13mmのレンチ
  段差があるのでL型レンチがよい

 サドル以外は全部100円ショップで入手可能

ソフトワイヤー/何に使うにも便利

作業手順:
 
 1.サドルの取り外し
  エアロバイクからサドルを取り外す
  まず前後にスライドする部分ごと外すと作業が楽になる

スライド部分ごと外した状態/独自のサドル固定方法がわかる

  サドルは13mmのナットで固定されている
  3箇所全部外す

ナットを外すとこうなる

 2.交換するサドルの加工
  サドルの金具部分にソフトワイヤーを巻きつける
  
使用したサドル/サイクルベースあさひにて購入
裏側の金具にぐるぐる巻きにする
 
 3.サドルの固定
  サドルの取付金具の穴を使ってサドルを結束バンドで固定する
  使っているうちに緩衝材が潰れて緩んでくる
  増し締めできるようにバンドの余り部分を切除せずそのままにしておくこと

一箇所につき2本で固定/すぐに緩んでくるので余りは切らずにそのまま

かなり心もとない固定であるがエアロバイク用なのでこれで良しとする
使っているうちにどんどん緩んでくるので結束バンドを適宜増し締めすること
そのうち緩衝材や結束バンドが千切れてくるのでその時は交換すること
(材料費が安いのでこの運用とする)

2015年9月22日火曜日

ペットボトル基板を使ってみた

謎のペットボトルキャップ基板を実際に使ってみたメモ

一番初めに想定していたペットボトルランタンを作成した
結果はイマイチであった


プロジェクト概要:

 ペットボトルのキャップ部分にボタン電池とスイッチを収める
 キャップからは防水された配線が伸び、その先に白色LEDが付いている
 水を入れたペットボトルに装着することで照明器具として使用する
 (水による光の拡散を狙う)

こういうの
ペットボトルに取り付けた作例

材料:
 
 ・ペットボトルストロー&キャップ
  セリア(100円ショップ)で購入
  ペットボトルにシリコンの飲み口付きストローを装着するためのキャップ
  今回の工作に都合がよいため通常のキャップの変わりにこちらを使用

パッケージの中身/右の管はストローの延長用
ふたを開けるとこんな感じに飲み口が飛び出す

・ペットボトルキャップ基板
 ・ボタン電池(CR2032)
 ・ボタン電池ホルダ
 ・スライドスイッチ
 ・白色LED
 ・適当な配線
  (目立たない色のものがよい)

 ・グルーガン&グルースティック
  (接着/絶縁加工のため)

材料一覧/ストローを外して飲み口を切断した後(後述)
作成方法:

1.キャップの加工
 ふたの中に基板を収めたいので飲み口が邪魔
 これを切断する
 シリコンパーツ全体をいったん取り外すとよい

ドライバーなどで根元を押すと簡単に外れる
飲み口をニッパーなどで根元から切断
切断後はシリコンパーツを本体に戻す
 飲み口は後で使うのですてないこと

こんな感じに基板を収められる
 飲み口を収める部分がキャップの径よりも幾分大きい
 つまりこの時点でもうペットボトルキャップ基板じゃなくてもよいのだ…

2.LED部分の加工
 LEDの脚に配線をはんだづけする
 このときショートしないように脚の間を絶縁すること
 (ここではホットグルーを使用)

こんな感じ/絶縁できるならなんでもよい
 絶縁できたら配線をストローに通す

接着は不要

3.基板の加工
 ボタン電池ホルダとスライドスイッチを基板にマウントする
 簡単な回路なので回路図は省略

基板表/スライドスイッチは表面に
裏面

4.組み立て
 LEDを付けたストローをキャップに接続する
 このとき配線はキャップの穴に通しておくこと
 基板に配線をはんだづけした後、基板を本体に接着する
 ふたが閉まることを確認しておくこと
 (閉まらない場合はふたの突起を切断すること)

 ストローの先に切断した飲み口を被せる
 (これで簡易的な防水とする)
 心配ならば接着剤やグルーで防水加工すること

完成

作ってみてわかったことは
水によるLEDの光の拡散がたいした効果を生まない
ということ
下の画像はペットボトルに水を入れた場合/入れなかった場合の比較

水を入れた場合
水を入れない場合
ほんのちょっと違う…か?
たぶんLEDに被せたシリコンの管が拡散用キャップの役目をするため
水があまり仕事をしていない(ように見える)のだと思われる



2015年9月17日木曜日

『あちゃんでいいの』の新型が発売

aitendoからATmega328の単体動作用ボードの新型が発売


余裕の3色カラバリ

あちゃんでいいの(半実装済み)
あちゃんでいいの(半実装済み)部品付属キット

以前の製品をブラッシュアップした上で表面実装部品をマウント済にしたもの
ICソケット/クリスタル/LED/ピンヘッダ/タクトスイッチは別売となった
(部品付属のキットもアリ)

『あちゃんでいいの』の一番面倒だった表面実装パーツのはんだ付けが不要になった
お値段は部品付属キットでもほぼ据え置き(+11円くらい?)

省略されていたAREFのコンデンサもマウント済
リセットスイッチ周りの電解コンデンサは省略となった


もうAVRを単体動作させるときは全部これでいいんじゃないか…?

2015年9月16日水曜日

FLEAZ POPでKindleを動かす方法を試したメモ

2016/01/06追記:
 現在は本体ファームアップにより下記の対応は不要の模様
 以下は当時の記録


先日のFLEAZ POPのレビューでKindleアプリが動かない!と書いたのだが

親切な方からコメントにて情報をいただいた

とても嬉しいコメント

FLEAZ POPでもAmazonアプリをインストールしたらKindleが動くとのこと
以下はそれを確認したメモ


Amazonアプリを入れる前:
 
 起動後の画面から一歩も進めない
 『読み始める』を押してもリブート
 スライドしてメニューもでてこないのでサインイン不可

ここから一歩も動けない…

Amazonアプリの導入:

 PlayストアよりAmazonで検索
 『Amazon ショッピングアプリ』を選択
 
アプリの存在自体知りませんでした

 『インストール』ボタンをタップ

インストールページ

 インストール後ショッピングアプリが起動
 いきなりサインイン画面になるのでKindleを使っているアカウントでサインイン


起動画面

サインイン画面


  サインインを確認してホーム画面へ

サインイン成功

  ドキドキしながらKindleアプリを起動
 
サインインしとる!
 
 ショッピングアプリの方でアカウントの紐付けが成功しているらしく
 Kindleアプリにサインインできる!やった!
 『続行する』ボタンをタップ

見慣れたKindleホームも今だけは眩しい

 いつものKindleホーム画面へ
 念のため本をタップしてダウンロード→閲覧確認

問題ございません

 これもちゃんと成功!

 コメントの方ありがとうございました





 

2015年9月14日月曜日

covia FLEAZ POPのレビュー

IIJmioのSIM を挿すために購入
現在XperiaUltra(海外仕向け)に挿して使っていたのだが何しろデカい
よさげな小さいスマホがあれば…と探していたところFLEAZ POPを発見し、購入となった

Amazonより
いいところ:

 ・ちいさい
   →今では珍しい4.0インチ画面/本体サイズはXperiaArcくらい
 ・軽い
   →108g
 ・LTE対応
    →廉価タイプだと3Gオンリーの場合が多いがこれは4G
 ・技適あり
   →大っぴらに使える
 ・MVNO対応
    →MVNOのAPN設定用ソフトがあってロールから会社を選ぶだけ!
     これはSIMフリー機の標準にして欲しいくらい
 ・安い
   →新品1万5千円
     複雑なプランや条件などが無い本体価格
  ・入手性
    →Amazonでも売ってる


わるいところ:

  ・質感
    →背面カバーのプラスチック感
     プラ板にツヤ消しスプレー吹きました!って感じ
 ・発熱
    →プロセッサ付近の発熱
     カイロみたい
 ・動かないアプリがある
   →これは大誤算
     メジャーなスマホメーカーはちゃんと仕事してたんだ!と気付かされる
    kindleが動かなかったのには参った
 ・スタミナ
   →本体が小さければバッテリーも小さい
    画面も小さいが省電力にはあまり寄与しない様子

不満もあるけど小さくて安いからOK
小ささに拘らなければボリュームゾーンの4.5~5インチ機種の方がコスパは高そう
必須アプリがある人は人柱報告を待った方が良い


手元のアプリの状況はこんな感じ
(※2015/09/14現在/androidおよびアプリのアップデートにより状況は変動する)

 動いたアプリ:
 ・dビデオ
 ・dアニメ
 ・torne mobile(ただし解像度不足でメニュー表示が見切れる)
 ・netfrix

  動画アプリばっかだね

 動かなかったアプリ:
 ・kindle(アカウントを設定しようとするとアプリがリブート)
  →2015/09/16 コメントにてサインイン方法を教えていただきました
   サインインできることを確認
   感謝です


写真と解説:

・パッケージ
  最小限のパッケージ
  緩衝材をくり抜いたスポンジでお安く済ませるあたりは好感が持てる
  付属物リストにない保護シートがなぜかついてきたが使わなかった
  というか知らずに本体と一緒に買ってしまった

パッケージ外観
フタを開けるといきなり本体
付属品のすべて

・背面パネル
  ここが一番興味深い
  省コストの塊

  背面と側面をスッポリカバーする構造
  最近はサイドフレームを本体側に持ってくる機種が多いがお構いなし

保護ケースみたいな感じ

  なかなか衝撃的な表面仕上げ
  成形色(白)に無塗装でつや消し加工だけっぽい
  カラバリは無い

  これ絶対につや消しハゲてくるよね…って不安になるが
  純正アクセサリーに交換用のカバーを見つけて一安心
  こっちは3色(シルバー、黒、ピンク)
  保護カバーもあるけど交換用カバーの2倍弱くらいのお値段なのであまり意味がない  

写真じゃわからないこの質感

  発熱部の裏側に放熱用のシートが張ってある
  ユーザーの勝手改造ではなく最初から貼ってあるのは初めて見た

カメラ付近のシールっぽいのが放熱シート

2015年9月10日木曜日

電源について調べたメモ

ESP-WROOM-02のDeepSleepでかなり痛い目を見たので電源関係について調べた
以下はその結果

画像はただのイメージ/安定化電源


○USB2.0からの電源供給について

 ・ホストとネゴシエーションするまでは100mAまでしか保証されない
  (500mA引っ張れるかもしれないし、引っ張れないかもしれない)
 ・Y字ケーブルで1.0A(500mA+500mA)引っ張り出せる保証は無い
  (片方としかネゴシエーションしないので)
 ・充電用ケーブル(D+とD-を短絡)はデバイス側にホストが充電器であることを判別させるため
  ・デバイス側が判別に使っていなければ無意味
  ・これでPCに接続してしまうと危険
   (デバイスはホストから大電流を引っ張れるものとして動作するため) 
 ・PCは隣接する2ポート単位で電流管理を行っている場合がある
  →この場合は片方に何も接続しなければ1.0A引っ張りだせる(だせてしまう)場合がある


○三端子レギュレータについて

 ・熱によって特性が大きく変わる(放熱板をつけるのはこのため)
  →発熱すると引き出せる電流値が下がる
 ・定格電流はこれを加味している
  →コールドスタートの場合に定格以上の電流を引き出せる(場合がある)
   (そして動作による発熱で引き出せる電流はどんどん落ちていく)
 ・過電流により発熱、焼損があるため過電流絶対ダメ/定格死守


○USB-TTL変換機(FT232RL使用)のVCC3.3V出力について

 ・スイッチサイエンスのFTDI USBシリアル変換アダプターなど
  (FT232RLのリファレンス回路が元ネタなのでどこの製品もほぼ一緒)  
 FT232RLの3.3V出力をそのまま外に引っ張り出してるだけ
 ・FT232RLのデータシートによると
   ・内蔵レギュレータで3.3V作ってるけど目的は3.3Vが必要な内部ブロックのため
   ・3.3V最大電流50mAの電源として外部回路にも使ってよい
  とのこと
 ・普通の3.3V電源のノリで使ってはダメ
 
スイッチサイエンスのUSB-TTL変換機


○ArduinoUnoの3.3V出力について

 ・ここの電流値は規格化されていない
 リビジョン/互換機によって使ってるレギュレータがまちまち
 ・ArduinoUnoRev3ではLP2985-33DBVRを使っており
  最大電流150mA(レギュレータ側データシートより)とのこと


○わかったこといろいろ

 ・PCのUSBポートから電源供給するのはリスクあり
  どうしてもやるならUSB充電器からの方がよい

 ・三端子レギュレータのヒートシンクを舐めてた
  電流をどれだけ引っ張るか、どれだけ発熱するかを考慮して使うべき

 ・FT232RLを使ったUSB-TTL変換機の3.3V出力は信じられない
  5V出力の方はUSBからのパススルーなのでややこしい
  ジャンパ切り替えで
   ・5V500mA(FT232RLの使用分考えず)
   ・3.3V50mA
  が同じVCCポートから出力される
というトラップとしか思えない仕様
  (※データシートには明記してある)
  あれはオマケなんだと覚えておかないととんでもないことになる

 ・Arduinoの3.3V出力はESP8266を使うには微妙に足りない
  通常動作時はいけそう
  起動とかスリープ明けにコケそう

2015年9月8日火曜日

aitendo怒涛のIchigoJamラッシュ

aitendoのIchigoJam関連製品の発売が(なぜか)止まらない

互換キット(あるいはその組み立て品)のみ扱う店が殆どなので
事実上IchigoJamに一番注力しているフラグシップ店はaitendoとなる

以下aitendoのIchigoJam関連製品リストのメモ(20150908現在)


・IchigoJam本体
  (※すべて組み立てキット)

 IchigoJam(正規品)

 ai.Jam(互換機)
 ai.shuttle.jam(互換機/『シャットル』型)
 ai.jam.pi(互換機/RaspberryPi型)
 BBD-Jam(互換機/ブレッドボード型)
 ai.mini.jam(互換機/最小限構成)
 ai.bat.jam(互換機/電池駆動)

 
これはai.Jam

 正規品を扱った上で互換機を立て続けに6連続発売
 ハイペース過ぎる…

 ai.Jam、shuttle、piは基本的に基板の形状が違うだけ
 BBD-Jamはブレッドボード上にIchigoJamを構築するキット
 miniは最小限構成で給電用USBポートが無い
 batはminiに給電用5V昇圧電池ボックスを合体させたもの

 
・ゲームソフト
 (※すべてプログラムリストでの供給)

 ダンブンとゲーム作りシリーズ
マッチ箱くらいのサイズ
 
 IchigoJam用ゲームソフト
 なんとプログラムリストが印刷された紙媒体での提供
 (そもそもIchigoJamには外部ストレージの読み書き機能が無い)
 実店舗でも取り扱いがあった
 製作はPCN CLUB


・その他
 
これは実用性ありそう

 IchigoJamには外部ストレージの読み書き機能が無い
 保存領域のEEPROMの拡張には対応しているので
 じゃあEEPROMをモジュール化してストレージみたいに使おう!というキット
 EEPROM自体は別売


対象年齢が低いからこういう製品にも意味はある…のか?

 USB-シリアル変換機をIchigoJamのピン配置(GND,VCC,TX/RX)に変換する基板
 変換機側のピン配置が製品によってまちまちなので
 どの製品でも対応できるように8種類(!)ある
 なんでこんなピンポイント需要の基板を作ろうと思ったのだろう
 ピン、ソケット、ジャンパ付属


IchigoJam用途では使う機会ないかも

 IchigoJamに使用されているLPC1114FN28のISP書き込み用キット
 IchigoJam互換機を量産する機会があれば使える(かも)


ネジ穴の径を合わせました!的な感じなんだろうか

 IchigoJam用ユニバーサル基板、と銘打っているがどこにマウントするのかわからない
 四隅のネジ穴に柱をたててその上に片側を固定するのだろうか?