2017年8月23日水曜日

位置偽装が機能しなくなった場合のメモ

一旦構築した外部機器を用いたスマホの位置偽装が機能しなくなる場合がある
以下はそのメモ

ある日急に動かなくなるお約束


ハードウェア要因によるもの

長時間の連続動作で無線LANモジュールがいつの間にか死亡する場合がある
偽装に用いるモジュールが減ると偽装の成功率がグッと下がる
動作確認用のLED等を用いると気づきやすい

死んだモジュールの交換で復旧可能

偽装先の環境変更によるもの

偽装先の無線AP環境が変化してしまった場合は当然ながら失敗する

最新の環境に応じたMACアドレスに更新する必要がある

位置情報データベースの変更によるもの

偽装した情報が位置情報データベースに反映されてしまう場合がある

例:京都タワーで東京タワーの位置を偽装していたとする
  偽装に用いた無線APの電波を第三者のスマホが拾ってしまった
  第三者が位置情報データベースにアクセスした際にその情報が反映
  偽装したAPは以後、京都タワーの位置と結び付けられる
  これまで動作していた位置偽装は機能しなくなる

無線LANモジュールの電波が強すぎたり、長時間の偽装によって発生する
偽装していない状態でデータベースが再度更新されるのを待つしかない
いつまでも更新されない場合はそれまでのデータを諦めるしかない




2017年8月14日月曜日

タミヤのカムプログラムロボットを買ったメモ

以下はカムプログラムロボット工作セットを購入したメモ

思ってたのとやや違った

概要

以下公式HPより引用
自由にセットできるカムを使って動きをプログラムできるロボット工作の組み立てキットです。モーターを2個搭載した動力用ギヤボックスを本体の下にセットして、三角形のクローラー(履帯)で進み、左右の腕も動きます。カムを差し込んだプログラムバーをロボットの中央にセット。プログラムバーギヤケースでバーを移動させてカムの配列を機械的に読み取り、車体下のステアリングレッグを押し下げて、クローラーを浮かせることで動きを変えます。プログラムバーは1本で約35秒の制御ができ、つなぎ合わせて制御時間を伸ばすことも可能です。必要な部品はすべてセットされ、ネジ止めとはめ込みだけで完成します。 

カムとステアリングレッグ

これがこのロボットのキモ
セットされたプログラムバーはモータの動力で奥に送られる
本体下部にはカムフォロアが2つあり、プログラムバーのカムにより上下する
それぞれのカムフォロアの先には小さな車輪がついたアームが付いている
(ステアリングレッグと呼称)
アームを押し下げるとクローラー(キャタピラ)が浮き、動きを変えることができる

2つ並んだ青い山型の部品がカムフォロア

本体の裏側/モータの左右の青いアームがステアリングレッグ
ステアリングレッグを引き出したところ/カムで押し下げられる場合はここまでは下りない
モーターの回転を制御することなく、動輪を浮かして空転させるのがミソ

マイコン制御

マイコンを乗せることができるよ!という事前情報があって期待していたのだが
上記の制御方法を見てわかるようにマイコンとの親和性は低い
マイコンではモータを直接制御するため、カム関係の構造が死んでしまう
(カム構造を残して機能を両立させることはできる)
安価なクローラーの素体としては良いかもしれない

カム構造の除去

以下はマイコン制御用の素体としてカム構図をすべて除去したもの

取説の①、⑥、⑦、⑪、⑬~⑰を無視
②では左側のサイドフレームにW3ホイールと3x27六角シャフトを取り付ける
(右側のフレームと同じように組む/余剰部品があるはず)

カム構造と外装を除去した例/モータケーブルにコネクタを追加している
カム構造を除去した裏側
ユニバーサルプレートをマウントした例/ペイロードはたっぷりある
このキットにはダブルギアボックスが使われているのでリモコン制御もできる
リモコン系工作の素体になるかも

リモコン側にもコネクタを付けた