2016年4月28日木曜日

WiiU生産終了報道の答え合わせと終わらない欠品騒動の話

2016/04/27付けで任天堂の2015年度決算発表があった

 2015年度 第76期 (2016年3月期)決算短信

飛ばし記事と疑ってごめんなさい、って感じ

話題になったのは2015年度の数字よりも2016年度のWiiU販売計画で
2015年度実績326万台に対して80万台という異常に低い計画となった

これは以前の日経新聞報道の『部品枯渇による今年中の生産終了』を裏付ける数字である
また、同時に現在のWiiUの品薄状態が販売終了まで続くことを意味している

今期の実績を考えると80万台中20万台が日本の割り当てとなる
年間の数字だとピンとこないがこれを52で割った3846台/週が日本での週間供給台数となる
これは供給不足が叫ばれる現状よりも酷い数字である

(※ただしWiiUの日本の売り上げ比率は2014→2015で15%→25%と上がっているため、2016年の割り当てが増える可能性もある)

次世代機のNXがWiiUとの互換があれば解決する話ではある
ただしゲームパッドの存在がかなり大きな互換のネックとなる

2016年4月21日木曜日

UPQの電動バイクme01

UPQから電動バイク発売

UPQ BIKE me01

色のチョイスは毎回良いと思う

バイヤーなんだかメーカーなんだかよくわからないUPQの新製品は電動バイク
毎度のことだがAlibabaでODM元の製品を探すと即ヒットするのは潔ささえ感じる

元ネタっぽい折り畳みバイク

保守部品と塗装以外は同じか

キーレスエントリー、USBコネクタは元モデルからあるみたい
右向きに撮影してスタンド隠した方がオシャレじゃん!と考えるUPQと
スタンド見せた方が機能性アピールできるじゃん!と考える中国メーカーの対比が面白い

今回は競合の少ない良いところを突いてきた感じ
ただし前回電波法関係でやらかしているので初物買いはバクチか


以下は元ネタっぽいヤツの紹介動画
荷物無し&流れに乗らなくていい車道&平地の滑らかな路面をごく低速で走るモビリティか
原付のイメージで買うと失敗するだろう
動画では折りたたんでラクラク運搬!みたいな感じだが18kg(ママチャリくらい)あるので注意


2016年4月15日金曜日

ドラクエ10:カジノBOTメモ

以下ドラクエ10のカジノBOTの話
BOTを使ったり作ったり推奨したりする話ではないので注意

背景:
 ドラクエ10ではちょっと前に以下のような環境変化があった

 ・石板のやりこみ要素の追加
   →大量のちいさなメダル需要
 ・福の神コインの4枚同時投入が可能に
  →SPふくびきけんが高速大量生産可能に

 SPふくびき3等ちいさなメダル100枚チケットを狙って福の神コインの需要が増加
 福の神コインの主な入手先はカジノ景品のおみくじBOXなのでカジノBOTが目立つようになった


カジノBOTとは:
 ドラクエ10のカジノは技術介入要素がほぼ無い
 そのかわりに還元率が100%を越えており、定石を守る限りは徐々にカジノコインが増えていく
 
 3種のゲームの中でもスロットマシンは操作が極端に少なく、BOTの的になりやすい
 以下の話はスロットマシンのみに限定する


ドラクエ10でのカジノBOT対策:
 以下のような施策でBOTの対策を行っている

 ・異常な操作の検知
  機械的な反復操作の検知を行っている
  異常検知とその処理は2段階で行われる

   1.ユーザーへの警告
    ユーザーに対して異常操作検知を警告する
    警告後に異常操作が止まらなかったら2段階目の処理に移行する
    (即座に強制終了しないのはおそらく誤検知対策)
  
   2.強制終了と切断
    カジノの遊戯が強制終了する
    その後、『ログアウトするがよいか?』という旨の選択ウィンドウを出す
    『はい』がデフォルト選択されているため、ここで状態判断ができないBOTは切断される
    選択に対してタイムアウトしてもおそらく切断される

 ・宝箱ゲームによる振るい落とし
  宝箱図柄を揃えた際に入る宝箱ゲームによるトラップ
  宝箱ゲームでは3~5個の宝箱を選択する必要がある

  ここで状況判断のできないBOTは先に進めなくなる

  タイムアウトがあるため、規定個数選択できなければカジノの遊戯は強制終了する


BOTの種類:
 キーマクロを用いた簡易BOTと画処理を行う通常のBOTに分かれる

 ・キーマクロタイプ
  マックスベットした後に起動
  決定ボタンと左右ボタンの入力を適当に混ぜ、ループさせるだけ
  左右ボタンを混ぜるのは宝箱ゲームを引き当てた場合への対策

  おそらく一番多いカジノBOTがこれ
  マクロ機能があるキーボードや自動入力ツールを用いる(PC版のみ)
  異常操作検知に引っかかったり、宝箱のカギを4つ以上引いてしまうと即キックされる
  (左右だけでは3つ以上開けられず、上下を入れると離席してしまう恐れがあるため)


 ・画処理BOTタイプ
  ゲーム画面を取得、解析できるタイプ
  画処理によって現在の状態を検知できるので宝箱のカギを4つ以上引いても平気
  
  基本的に作りこめば何でもできる


BOTバレのパターン:

 DQ10はキーボード無しプレイを許容しているため、BOTと有人操作キャラの判断は難しい
 ただし以下のようなパターンではBOT使用が濃厚になる

 ・スロット台の前で棒立ち

  基本形
  宝箱ゲームなどで強制終了するとこの状態になる
  ただし通常プレイのタイムアウト(寝落ちなど)でも同じ状態になる
  棒立ちだけでただちにBOT認定するのは難しい

 ・スロット台の前で棒立ち+数字を延々と連呼している
  考え得る限り(BOT使用者にとって)最悪のケース
  NumLockキーの誤作動などで方向キーが数字入力モードになっている
  方向キーを押したつもりが数字の入力になり、決定キーで周りにシャウトしてしまう

  使用者が気付くまで延々と晒されて大量の通報を食らうことになる

  キャラクター即日削除レベルのダメージ

 ・スロット台の前で棒立ち+永久なでなで

  棒立ちキャラの前で錬金釜を出すことで寝落ちと区別ができる
  BOT判別法で一番手軽かつ確実な方法

  状況判断ができない(あるいは緩い)BOTは遊戯強制終了後も操作を続けている

  他人の錬金釜が前にある状態で決定キーを押すと『なでなで』を行うため
  BOTは延々と『なでなで』を続けることになる

  周囲へのアピールもできるのでおススメ


 ・スロット台の前で棒立ち+自動ログアウトせず
  一定時間操作が行われない場合は自動的にログアウトされる
  つまり有人操作キャラが寝落ちした場合はいずれログアウトしてシンボルが消える

  前述のとおりBOTは遊戯強制終了後も操作を続けているため
  台の前で数時間棒立ちを続けるキャラクターはBOTの可能性が高い

 ・スロット台の前で棒立ち+『とりひき』や『なかまをさそう』に反応
  かなりのレアケースだが、極端に作りが悪いBOTは上記の挙動を行う(らしい)
  原因は以下のようなものが想定される

   ・決定キーの代わりに便利キーを使っている

    便利キーはワンボタンで決定とメニューオープンを行うことができる
    ユーザーが使うにはまさに便利キーだがBOTが暴走中に用いると大惨事になる

   ・BOTの機能

    狩り用BOTは4人ユニットで用いられることが多いため
    運用を楽にするために『なかまをさそう』に対して自動応答するものがある(らしい)

   ・ログアウト機能の暴走

    自力ログアウト機能はよくあるBOTの機能である
    強制終了後の棒立ちを回避したり、決められた時間だけ動かすことで発覚を防ぐ
    他人に『とりひき』を持ちかけられるとメニュー配置が変わってしまうため
    これを想定していないBOTはログアウトできず暴走してしまう

  BOTがメニューを開くまで根気よく待ち続けるのがポイントか

  ただし、キーマクロやそれに毛が生えたようなBOTに対してはいくら待っても無駄
  (そもそもメニューを開く機能自体が無いため)



最後に:
  キャラクター間で譲渡できない石版集めのためにアカウントを汚すのは非合理
  悪評に耐えられずにキャラクターを捨てたら石版も無くなってしまうのだから

  MMOでのBOT使用はおススメできない



 


2016年4月12日火曜日

任天堂のXデイがこっそりやってきた話

WiiUの撤退報道からしばらく任天堂の株価をウォッチしていたのだが
ここ一週間謎の連騰が続いていた
WiiUかNXの情報のお漏らしか…?と思っていたのだが今日ようやく謎が解けた

2016/04/12に以下のソフトがリリース
 『ポケモンコマスター』発表! - ポケットモンスターオフィシャルサイト

ポケとるに続く単なるポケモンのスピンオフタイトルに見えるのだが、問題はこのゲームの課金形態がいわゆるガチャだということ

ポケモンなんだからガチャといっても緩々の甘々なんでしょう…?と思って調べてみたら
最上位レアの排出率も2%と一般的なガチャ課金ゲームと比べても遜色が無い
つまりポケモン版権で普通のガチャ課金ゲームが出た、という訳

時代の流れを感じる
これまで任天堂関係のスマホアプリ(スマホゲーム)でも課金は行われていた
しかしそれはスタミナ課金やアバター課金であり、ガチャ課金には明確な一線が引かれていた
今回、特に大きなイベントも無く静かにその一線が越えられることとなった

※任天堂のガチャ課金に対する過去のコメント
 「構造的に射幸心を煽り、高額課金を誘発するガチャ課金型のビジネスは、仮に一時的に高い収益性が得られたとしても、お客様との関係が長続きするとは考えていないので、今後とも行うつもりはまったくない」

もちろん任天堂ではなくポケモン(株)がやったこと!という見方もできなくはないが
セカンドパーティーであるポケモン(株)が任天堂の意に反する行動をとれるわけがない
任天堂本体もガチャ課金OK路線へ行くのは自明
…というかポケモンがOKならばもうNGなキャラクターは無いのでは…?
(ポケモンより明確に格上だともうマリオくらいしか思いつかない)

これは聖域なき改革?それとも『お客様との関係』を損なう悪手?

2016年4月7日木曜日

PS4のPCリモートプレイに自動操作の夢を見たメモ

PS4バージョン3.5からPC経由のリモートプレイが可能となった

PS4リモートプレイ公式

やっぱ著作権保護とかでガチガチなんでしょ?スクショとったら真っ黒なんでしょ?
と試してみたら別にそんなことはなかった
むしろいろいろ緩くて遊べそうな匂いがプンプンする

セットアップ等は割愛
PSNアカウントを入力するだけ
クライアント実行環境はCore i5のWindows10ノート/同一LAN上でPS4と無線接続した

実行結果:
普通にPrtScボタンでスクショ可能
・ゲーム画面でも普通にスクショ可能
  (配信不可ゾーンなどでも取れるかは不明)

・DS4が必須とあったが一部のキーはキーボードから入力可能であった
 確認できたキーアサインは以下の通り
  ○キー(リターンキー)
  ×キー(ESCキー)
  方向キー(矢印キー)

・PS4の近くでペアリング済のDS4を使うと上手くいかない
  PCクライアントとUSB接続する前にPS4と接続してしまう

マウスオーバーした結果
・クライアントウィンドウにマウスオーバーするとキーパッドがせりあがってくる
  SHAREキー
  PSキー
  OPTIONキー
 これらのキーはマウスクリックで押す

実行結果ここまで

普通に画面キャプチャできてPCのキーボードから操作可能…
このままでもある程度自動操作はできそうな感じ

○×以外のキーを使おうとすると一気に敷居があがるのが難点か
DS4以外の汎用USBパッドが認識すれば楽なのだが