スマホのWifiを使った位置測定の基礎知識:
測定シーケンスは以下の通り
・周囲にあるwifiアクセスポイント(複数)の名前を調べる
→wifiアクセスポイント:個人宅の無線LANルータや店舗のホットスポットなど
・アクセスポイントの名前を使って位置情報データベースを検索する
・データベースから位置座標を取得する
メリットはGPSより測定が高速なこと
デメリットはデータベースへのアクセスが必要なこと、精度が悪いこと
このためGPSと併用して使われることが多い
Wifi位置測定を騙す偽装方法:
偽装方法は以下のとおり・偽装先の周囲にあるwifiアクセスポイントの名前を調べる
・名前が可変のアクセスポイントを複数準備する
・偽装先で調べたアクセスポイントの名前を準備したアクセスポイントに設定する
メリットは特殊な機材や高度なプログラミングが不要であること
デメリットは現地調査が必要なこと、精度が悪いこと、ノイズが多いこと、GPSと併用されると成立しないこと
テクニカルな補記:
・上記における『アクセスポイント名』とはBSSID(≒MACアドレス)のこと、SSIDではない
・位置情報データベースは複数存在する(google、Apple、MS…)
・データベースによってはSSID、電波強度等も副次的なパラメータとして使用する
・データベースは逐次更新される
・偽装用アクセスポイント以外の電波を遮断(減衰)する工夫がないと使い物にならない
(もともと周囲にあるアクセスポイントが位置情報データベース検索に使われてしまう)
・ウォードライビングサイトなどで現地調査を省くことができる(場合がある)
・偽装用アクセスポイントはIP網に接続する必要は無い
・偽装用アクセスポイントの電波強度は極弱にすること
(第三者の位置測定における酷いノイズになる)
※この方法は実用性がないので『アプローチは面白い』以上のものにはならない
(ソフトウェアで偽装する方が簡単で精度も高い)
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