2020年1月8日水曜日

banggoodで中国から電子工作パーツ購入のメモ

amazonにて中国発送の電子工作パーツをよく購入している
これはもう中国のECサイトから直接購入すればよいのではないか?と思い立ち実行した
以下はそのメモ

banggood

最初の候補はAliExpressだったが、コンビニ決済に対応していたためbanggoodに変更
やはり海外サイトでカード決済するのはためらいがある

banggoodはエレクトロニクス製品以外も扱う総合ECサイト
ドローンを始めとしたRCパーツが強いのが特徴
AliExpressあたりと比べると明らかな海賊版は排除されている傾向がある
(偽ポケモンGOプラスなど)
結論だけ言うとイマイチでした

買ったもの

 ・M5StickC(マウンタ付き) x1    1292円
 ・ESP8285ボード     x10    3140円

M5StickCは市価の3割引
ESP8285ボードはシンプルな構成で使いやすそうだったので購入

購入の手続き

 国内ECサイトと変わらず
 Emailアドレス、住所名前等を記入するとコンビニ決済用の番号が表示される
 コンビニにて決済して注文完了
 (念のため英語表記で住所を記入したが日本語でもいけるらしい)

 ポイントは発送方法の選択
 一番安い郵便(追跡不可能)から宅配便まで3~4程度の選択肢あり
 (商品や取扱いメーカーにより異なる)
 高いほど安全で早い
 今回は安い方から2番目を選択

タイムラインとトラブル発生

 8/15 オーダー提出
 8/16 支払完了
 8/23 クレームを入れる
 8/26 『発送』にステータス変更
 8/27 (オーダー時の到着予定日)
 9/10 到着

 注文時は『到着予定日』が8/27であった
 8/23に未だ発送がされないことについて問い合わせをする
 (問い合わせは英文にてフォーム入力)

 担当者の回答は
 『到着予定日前だから処理は正常、予定日を過ぎても発送されなければ対応する』
 とのこと
 文化が違う…
 問い合わせから数日後に発送→二週間後に着

 商品はすべて正常動作した
 ボードはなぜか11個入っていた

所感

 トラブルによる遅延は悪印象
 (担当者の返信だけは高速レスポンスだったが)
 中国からの輸送時間(2週間程度)は元々想定内であったが実際はその倍かかった
 決済にクレカ番号の入力が不要であったことはよかった

 安価かつすぐに必要の無いものならば買っても良いか?という感じ
 中国ECサイトから買って日Amazonで売るだけの商売が成立する理由が分かった
 (Amazonが挟まるだけでもリスクヘッジが大きい)
 





ESP8266を用いたwifi位置偽装装置の電流値測定

ESP8285を用いてモバイル電源で動作する位置偽装装置の開発を予定している

モバイル電源の使用にはESP系チップの高い消費電流がネックとなる
定格とは別に位置偽装装置システムにおける実消費電流を調査する

ESP8266の動作と消費電流

パワーオン時に200~300mAのピークがあると言われている
いったん起動してしまえばデータシートどおりの動作をする
起動時に電源の電流容量が不足すれば電圧降下によって起動できないケースがでてくる
自己復旧できないのでこれは問題

測定対象システムの概要

位置偽装ユニット
ESP8266を6基、RN-41-SMを1基使用
ESP8266はwifiサーバとして動作し、30秒おきに設定が変更されリスタート
RN-41は30秒おきに接続先からマクロを受け取る

実測定結果(起動時)

5回測定のピーク電流が1200mA弱
300mA×6を覚悟していたが実動作上はタイミングが重複するわけではない模様
(元からサーバをbeginするタイミングはズラしている/効いているかは不明)
測定モレするようなスパイク状のピークがあった場合は見逃してしまうので注意

電源端子のあたりで測定
測定例

測定結果(動作中)

動作を10分継続した場合のピーク電流は600mA弱
定常電流との振れ幅は100mA未満
こちらは想定よりも高め

考察

起動時のピーク電流さえやり過ごせば1Aもあれば良い
・ESP8266を二群に分けてディレイ電源供給
 →ピーク電流は900mA程度?
・ESP8266をリレー形式で1つずつディレイ電源供給
 →ピーク電流は700mA程度?
剛腕戦略をとるならば2Aのモバイル電源を用意すればいい

消費電力は定常電流に3.0Vをかければいいので定常ピークで考えても1800mW程度
モバイル運用しても問題ない程度の消費電力と言える

INA219ブレイクアウトボード+M5Stackで簡易電流測定

以下は簡易電流測定器を作成したメモ

動機は電流測定無しでESP8266系チップを弄るのに限界を感じたため

INA219ブレイクアウトボード

今回はAdafruit製のブレイクアウトボードを使用
測定した電流をI2C経由で読み取り可能
(同様の模造品が沢山あり、そちらでも問題無いハズ)

電流測定したい箇所にVin+とVin-を使って挟み込む(GND側がVin-)
電圧も測定したければ測定対象と更にGNDを接続する
困ったらAdafruit

M5Stack

ディスプレイがあり、microSDカードが読み書きできるため使用
(ただし今回はまだSDカード出力は実装していない)
GPIO21(SDA)、GPIO22(SDL)を用いればI2Cライブラリを使用可能
(SDA、SDLポートが別途あるが、内部で結線されている)

作成方法(配線)

M5Stackの上部端子(メス/2.54mmピッチ)に
・GND
・3V
・GPIO21(SDA)
・GPIO22(SDL)
が並んでいるのでこれをINA219に結線すればよい

INA219の各端子に2.54mmピッチのピンを立てる
都合の悪いことにSDAとSDLの位置が逆
今回は極細配線で強引にクロス接続した
(本当は中継基板を作ってそこでクロスさせた方が楽で賢い)

Vin+とVin-にアクセスしやすいように端子台とメス端子をハンダ付けして終了

INA219(4ピンオス)を上部端子(8ピンメス)に挿して運用すると事故原因になる
このためダミー4ピンオスを追加して8ピンオスとしている
(ダミーは結線せず、根本で切断)

結線:SDAとSDLのクロスが強引
結線:SDAとSDLをこね回した結果のコゲが痛ましい

作成方法(プログラミング)

INA219ブレイクアウトボードはArduino用ライブラリが存在
(Adafruit_INA219.h)
機種依存が無いためM5Stackでもそのまま流用できる
Adafruit社ページからDLしてArduinoライブラリにインポート
(あるいは『ライブラリ管理』から『INA219』で絞り込んで導入)

M5Stackの画面表示はサンプルスケッチ参照のこと

SDカードに吐き出す部分を作ればロガーになるがひとまず測定のみ実装
ピーク電流を比較・更新する以外はAPIの結果をそのまま表示しているだけ

測定回路のGNDをM5StackのGNDに接続する必要あり/写真の使い方では電圧測定値は無効
マルチメータで確認

2020年ToDo

wifi位置偽装装置携帯版の作成

ESP8285とM5Stack(あるいはM5StickC)を用いて作成
可能ならばモバイルバッテリーで動作させる

簡易電流ロガーの作成

M5StackとINA219ブレイクアウトボードを用いて作成
wifi位置偽装装置の最大電流値を測定するため

スマホ連射装置の作成

リレータッチボード(SWITCHSCIENCE製)と点滅LEDを用いて作成
電源はUSB
まともなケースとケーブルを用いて体裁を整えたもの

スマホ連射装置(ペンタイプ)の作成

リレーと点滅LEDを用いて作成
リレータッチボードを用いず、パッド部分を自作する
実用性を考えてペンタイプとする

簡易静電容量ロガーの作成

M5StackとMPR121ブレイクアウトボードを用いて作成
スマホ連射装置のパッド部分の作成に必要