2019年8月27日火曜日

Pokemon Go Plus海賊版の現状(2019/8)

以下は定期的にウォッチしているポケモンGoプラス海賊版市場の現状について
前回から傾向に変化あり

現在入手可能な唯一の正規品

全体の傾向

・完コピ品はやや下火に
 以前は主流であった完コピ品の出品数が目に見えて減少
 『正規品は既に入手不可』という情報が周知された結果か

・モンスターボールPlusの互換機は未だ現れず
 発売からかなりの時間が経ったが1例も無し

・互換機の値上がり傾向
 互換機(オートキャッチなど)の値上がりが顕著
  参考価格(ヨドバシ.com 2019/8/27調べ):
   オートキャッチ     7600円(ポイント10%還元)
   モンスターボールPlus 5360円(ポイント1%還元)
 入手可能な正規品よりも高い
 モンボPlusの登場により互換機が食われるか?と思われたがそうでもない様子

互換機と海賊版のボーダーライン

正規品の模倣部分(デザイン・商品名・内部構造など)があれば海賊版
機能の再現(互換動作)は合法

互換機はヨドバシなどの量販店で売られているのでそこで判別できる

※ただし、サービス側が互換機の接続を拒否するのも合法
 →現状は排除されていない(互換機と正規品を判別できない?)

現行互換機・海賊版リスト

・完コピ品
 形状も含めて正規品を模倣したもの
 言い訳の効かない海賊版

 主流ではなくなったものの未だに売られている

・オリジナルカラー・ワンポイントマーク
 完コピ品の塗装だけ異なるもの
 チームマークを入れているタイプが多い

 デザインを変えることで商品性が上がる?
 正規品と僅かに変えることでなんらかのリスクが減る?
 理由は謎
ワンポイントと完コピ品

・バッテリー+自動捕獲
 充電池を内蔵してオートキャッチ機能を付けたもの
 正規品から厚みが増しており、USB端子と切り替えスイッチがあるのが特徴

サイドにUSBポートと切り替えスイッチが見える

・バッテリー+自動捕獲+四角
 GoPlusの涙型形状を完全にスポイルして角型にしたもの
 コピー品として排除されない工夫?


・オートキャッチ
 定番化した感がある
 量販店など正規販路でも扱われるのがポイント

普通に買えるのがミソ

・デュアルオートキャッチ
 互換機の大きなトレンド
 GoPlus2台分の機能が1つの筐体に収められているもの
 それぞれ別のスマホに接続してオートキャッチが可能
 複数台持ち需要か
そのうち3台分4台分もありそう

2019年8月26日月曜日

Essential Phone (PH-1)画面割れを自力で修理した話

生まれて初めてスマホの画面を割った
以下はそれを自力修理したメモ

ダメージレベル

胸ポケットから落下
画面右下から左上方向に大きな亀裂が発生

ひびの入った画面
ひびを赤線で強調

修理に必要なもの


・交換用画面
 →Amazonで買えた
  出自は不明
・ドライヤー
・吸盤
・スクレイパー、へら
 →スマホの画面を外すためのお約束工具一式
・精密ドライバー(+:番手不明)
 →特殊ドライバー不要
・接着剤
 →ここが重要
  PH-1では本体ベゼルと画面が接着されている
  画面交換時に接着剤を再塗布する必要がある
  (交換用画面には細い両面テープが付属していたが塗布に比べて難易度が高く断念)
  
いつものお約束/接着面を温めてから吸盤で剥がす→隙間にへらをねじ込む
破損純正スクリーン(左)と交換用出自不明スクリーン(右)/画面の裏に黒い皮膜が無い

修理方法

『PH-1 screen repair』あたりで検索のこと
以下は注意点のみ

・スピーカーのメッシュフィルムの扱いが不明
 (もともと手元PH-1では剥がれていたため)
 交換時に剥がれて戻せない気がするが…?交換用画面にはフィルム付属せず
・接着剤が必須
 のりしろに当たる部分が非常に狭いため、細かいノズルが付いていないと塗布できない
 今回はB-7000を使用
・再接着前にベゼルを掃除すること
 画面を外してもベゼルに接着剤の樹脂カスが付着したまま
 割れた画面の破片なども残る
 これらを除去しておかないと再接着時に画面が浮く


2019年8月6日火曜日

気になる電子パーツのメモ(2019/08)

以下は最近気になった電子パーツのメモ

・REVIVE USB MICRO
 ビットトレードワン
REVIVE USBの新型
大幅に小型化&USBmicro端子に変更&安価に
コントローラー筐体により組み込みやすくなった
マイコン要らずでコントローラが作成可能(USBキーボード/マウス操作と等価)

・ESP-8285
 Espressif Systems
ESP8266の廉価小型化モデル
電源面でも優位でESP8266より電圧降下に強いとのこと
AliExpressあたりではアンテナ基板付きが2.0~1.5ドル程度
安い
画像は基板マウント版/コアは1円玉くらい

・M5StickC
  M5STACK
ここではVではなくCの方
ニューラルカメラ、音声認識がこのサイズこの価格で!とVは人気爆発中
入手が難しい状況に
なぜここでCか?というと値崩れの兆候があるため
AliExpressあたりでは付属品無し版が10ドル程度
Cは小型版M5Stackでありディスプレイサイズや拡張を求めなければ十分

処理性能は十分

 

ブレッドボード基板にピン立てする場合のメモ

ブレッドボード基板
ブレッドボード上のプロトタイプをそのまま基板に起こす際に重宝している
コネクタやチェック端子としてピンを立てることが多いのだがこの破損が多発する
以下はそれについてのメモ

便利なのだが耐久性に難あり

片面スルーホールに挿抜用ピン(オス)はNG

ブレッドボード基板は片面スルーホールである
ここにオスピンを立てた後に挿抜を繰り返すとホールごと抜けてしまう

これは以下の理由による
・ピンと樹脂基材は強力に接着されているわけではない
・片面スルーホールは逆側からの外力を想定されていない

ピン接合部の模式図
外力がかかった場合/スルーホールごとすっぽ抜ける

対策

メスピンにすること
オスピン同様、ケースからコンタクトが抜けてしまう場合があるが
コンタクトはスルーホールより大きいため接合部を破損しない

メスピンの場合の模式図
コンタクトがホールよりも大きいので抜けはしない

2019年8月5日月曜日

秋月のパトライトで遊んだメモ:卓上ジャグラー

秋月が手ごろな価格のパトランプの取り扱いを開始
この価格帯でパトランプが売られるのは珍しい
形状とサイズがいい塩梅なのでこれを使って遊んでみた

本来は警告灯に用いる

パトランプとは

パトカーや工場などに用いられる回点灯のこと
パトライトとも呼ばれる
ランプを中心として反射板が回転する構造になっている
非常に目立つ

秋月のパトランプ(ASS-12)の使い方

定格電圧(12V)を2端子間に印加するだけ
中央のハロゲンランプが点灯して反射板が回転する
これ以外の制御はナシ

TIPS

・逆方向の電圧印加を許す
 (印加方向に関わらず回転方向は一意)
・端子は筒型圧着端子(オスメス)

注意点

赤色パトライトは警告目的で使われることが多い
周囲を驚かせることになるため、公共の場所で用いるのはおススメできない
また、一般車両に赤色警告灯を付けて走ると道交法で罰せられる可能性がある

作例:卓上ジャグラー

赤色パトライトといえばパチスロである
『レバーを叩くと効果音と共にパトライトが発光回転する』だけの玩具を作った

必要なもの

今回のパーツはほとんど秋月で購入
スピーカーは100均

・スロットレバー
 フォトインタラプタ内蔵のレバースイッチ
 デフォルトHでバネが効いたレバーを上下に倒すとLになる
 配線ミスすると内部のLEDが即死するので注意
 接続はJST ZHコネクタ3p
 (直配線し辛く、壊れやすいので素直にコネクタをかしめた方が良い)
パチスロに付いてるレバーそのもの

・赤色回転灯 ASS-12
 パトランプ本体

・プラスチックケース SY-110G
 タカチのプラスチックケース
 筐体として用いた
 もう一回り大きければよかった(後述)

・DFPlayer mini
 アンプ付きmp3モジュール
 シリアルコマンド制御可能
予めピンがはんだ付けされていて用途によっては邪魔かも

・micro SDカード
 DFPlayer用
 必要なmp3ファイルが入ればよいので極小容量でよい

・効果音mp3ファイル

・Arduino nano
 unoでは無いのはケース容量が小さすぎたため

※音楽再生ができ、入出力ポートがあれば何でもよい
 DFPlayer+Arduinoの代わりにraspberry piでもよい
互換品でもOK

・9V角電池x2、角電池ホルダx2
 電源
 2個な理由は後述

・5Vリレー
 パトランプのON/OFF制御用
 接点容量が12Vを許容すること

・昇圧回路(9V→12V)
 パトランプ用
 9Vでもパトランプは回るため省略可能
 ただし低速でイキが悪い回転となる

・電源スイッチ
 電池を用いるためスイッチが無いと不便

・抵抗
 1k x 2
 10k x 1

 DF Playerのシリアル信号が3.3Vのため、Arduinoと直結すると音楽再生時にノイズが入る
 信号間に1k抵抗を挟むのがセオリーらしいので真似る
 10kはレバー用

・スピーカー
 適当なもの
 DFPlayer単体で十分な音量があるので追加のアンプは不要

作成方法

・レバーを抵抗経由でArduinoの任意ポートに引き込みON/OFF検知可能にする
・リレーの両端に角電池(1)と昇圧回路、パトランプを環状に接続
  リレーの制御ポートをArduinoの任意ポートに接続
・角電池(2)の+を電源スイッチ経由でArduinoのVinピンに接続
  -をArduinoのGNDピンに接続
・Arduinoの5VピンをDF PlayerのVCCに接続
  ArduinoのGNDピンをDF PlayerのGNDに接続
・ArduinoのRXTXを抵抗経由でDF PlayerのTXRXに接続
・DF Player用にリネームした効果音mp3ファイルをmicroSDカードに入れ、DF Playerのスロットに挿す
・DF Playerにスピーカーを接続
・Arduinoをプログラミング
  DF Player用ライブラリを使用
  レバーが倒されたら効果音を鳴らしてパトライトを回す(リレーへ入力する)だけ
・これらを筐体に収める
  必要に応じて穿孔が必要

プロトタイプの様子(Uno使用)
筐体を開けたところ/無計画に作ったしわ寄せが凄い

作成結果

・考えなしに買った筐体のパネルがアルミだったため、加工に非常に苦労した
  (特にレバー用の大穴を空けるのに作業時間の大半を費やした)
  電動ドライバーが死亡

・乱数を使った簡単な抽選と状態遷移をしている
  通常状態:
   1/8:ボーナス成立(キュイン音+パトランプ回転)→絵柄揃い状態へ
   1/8:小役揃い(払い出し音)
   6/8:リプレイ(リプレイ音)
  絵柄揃い状態:
   1/2:BIGボーナス(ファンファーレ)→通常状態へ(パトランプ停止)
   1/2:REGボーナス(ファンファーレ)→通常状態へ(パトランプ停止)

・レバーのケース内占有面積(体積)が思いのほか大きい
  このため、Unoで作っていたものをNanoに変更した

・本来は電池一個で動作していたがNanoに変更した時点で問題発生
  →パトランプ回転時の電圧降下でNanoにリセットがかかるようになった
  (Unoでは許容)
  →電源分離回路を作る気力が無かったので電源2系統に変更
  (パトランプ側(9V→12V)とAdruino側(9V→5V))

・以下は実際に動作する様子を動画で撮影したもの