2017年9月8日金曜日

ポケモンGOPlusをエネループで動かす:改修編

落下によるショートで故障したGOPlusエネループ仕様の修理、改修をおこなった

破損個所

・ケースの変形
・電池端子の破損
・単4充電池(→廃棄)
・GOPlus本体は異常なし

ケース変形により電池がセットできない状態
電池の端子には破損した電池からの噴出物?が付着

ポケットで溶けてたら…と思うとゾッとする
端子のズレが酷い

改修内容

・切削によるケースの成形
 ・電池端子の交換
 ・電池のキャッチ機構の追加
 ・電池端子のセパレート機構の追加

 ホットボンドで電池のキャッチを追加した
 食いつきを良くするため、キャッチの場所にφ3mmで浅く穿孔した

 ショートしないように+端子と-端子の間にホットボンドで山を作った

見栄えは良くない
がっちりとキャッチ/-端子も分離されている

参考:電池BOX内蔵ケース

今回は使用しなかったが、市販のケースを使えばもっと安全に作ることができる

以下はタカチの単4x2電池BOX付きケース
今回の用途にはやや大きかったので使わなかった

安心のタカチ製
ケースはビス止め/電池ブタが独立しているのは良い
サイズ感/長さをツメるのはやや骨か

ショートしてあやうく大惨事のメモ

約8か月使用していたエネループ仕様の改造ポケモンGOPlusが故障した
以下はそのメモ
ケースが溶けて歪んでいることが分かる

故障内容

単4充電池の発熱で手作り筐体が変形
使用した充電池死亡
GoPlus側は無事でボタン電池での動作確認済

故障原因

落下によって筐体内電池のポジションがズレてしまい、ショートが発生

以下がショートを誘発した原因
・長期の使用で手作り電池端子が歪んでクリアランスが減少
・筐体のフタを押さえる両面テープの粘着力が失われていた
・スペーサーの樹脂テープが反復使用で圧縮され、電池をホールドする力が減少

端子が斜めにズレてしまっている/表面の汚れは電池からの噴出物か

ショート発生時の詳細

机の上から床に改造GoPlusが落下した
ネジが無い側のフタが浮き、内部の電池が上側にずれたのを確認
フタを押して電池を押し下げ、筐体内部のGoPlus本体が通電したことをLEDで確認
数分後?にケトルで湯が沸いたような音に気付く
音源が改造GoPlusであり、内部が発熱していることを確認
ネジを外して発熱源であった電池を除去

+側の端子/被膜が溶けてしまっている
全体の被膜が変質している/電池全体が発熱したことが分かる

反省点

手作り電池BOX部分が明らかに不出来
電池のホールドを樹脂テープの弾性と両面テープによるフタの固定に頼っていた
反復使用と経時によって両方のホールド力が失われることに気付けなかった
電池のセパレータなどホールド力を増す施策が必要

出先のポケットの中で発熱/発火しなかったのが僥倖
バッテリーを扱う危険性を思い知った