2015年7月14日火曜日

フレキシブルフラットケーブルの(FFC)のTIPS

・フレキシブルフラットケーブル(FFC)とは
 帯状の銅箔をならべて絶縁フィルムでサンドイッチした形状のケーブル
 多数の配線を一括してソケット接続できる
 ソケット接続部に補強板としてPET素材などのプレートが付くタイプが多い

FFCの裏面/端子が並んでいるのがわかる


 基本的に組み立て時に一回挿したら挿しっぱなしなのだが
 開発ではこれを挿抜する機会が多い
 (そしてトラブル要因になる)


・FFCのトラブル:断線
 ソケットが基板に対して垂直に実装されているとFFCを補強板付近で折り曲げることが多い
 この状態で頻繁な挿抜を行うと折り目に負荷がかかって断線する
 目視では確認し辛いため原因がわかり辛い
 心当たりがある場合はテスターで全ピンの導通テストを

 普通のケーブルとは異なり補修は困難/原則交換すること


・FFCのトラブル:接続部のダメージ
 ソケットへの挿抜をくりかえすことで接続部の銅箔のへこみ/剥離によって導通しなくなる
 これも目視では気付けない

 これも原則交換すべき
 応急処置として接続部の端を1mmほど切断してやると接点が復活する(場合がある)
 (ソケットと銅箔の接触位置がズレるため)


・FFCのトラブル:補強板の剥離
 挿抜によって補強板の接着が剥がれる
 ソケットは補強板こみの厚さで設計されているため、挿入が困難になる

 薄い両面テープや接着剤で補修すればOK
 (絶縁性のものを使うこと)


・FFCのトラブル:ソケットの破損
 そもそも抜くことを考慮していないのでソケットは破損しやすい
 ストッパーが付いているタイプは特にやってしまいがち

 表面実装パーツであり破損した場合の修復は困難


・FFCから信号線の引き出し
 ソケット基板側から信号線が引き出せない場合の裏ワザ
 FFCの真ん中あたりから引き出したいピン上の絶縁フィルムを5mmほど削る
 フィルムを縦方向に折り曲げてカッターの刃を立てて削ると楽
 内部の銅箔が目視できれば十分
 あとは予備はんだをした線材を乗せてハンダごてでプレスしてやればOK
 線材はペンチなどで平たく潰しておくとよい
 上からグルーガンや接着剤などで絶縁体をコーティングすればなおよい




2015年7月13日月曜日

チップ抵抗のハンダ付けについてのメモ

(以下、基板上に既にチップ抵抗用パッドがある前提)

1.パッドの片側にハンダを盛る
 予備ハンダをするくらいの気持ちで軽くハンダ付けする
 パッドは相応に小さいのでこれで十分に盛れる
 片側のみであることに注意

2.パッドにチップ抵抗を乗せ、片側をハンダ付けする
 チップ抵抗をパッドを跨ぐように配置して上からピンセットやツメなどで軽く押さえる
 1.でハンダを盛った側に対して、チップ抵抗の上からコテ先を押さえつける
 盛ったハンダが溶けたのを確認したらコテ先を離す

3.もう片側をハンダ付けする
 2.の逆側をハンダ付けして終了


パッドの両側にハンダを盛ってしまうと仕上がりがボコボコになる
(2.の工程で片側ずつ押さえつけることになるため、チップ抵抗が基板に対して密着しない)
 
ダメな例:両側に予備ハンダしてしまったため仕上がりが汚い

aitendoのArduino関連商品(2)

前回の続き

あちゃんでいいの [AKIT-ADINO]  ○
 AVR単体動作用の最小構成ボード
 安価だがUSBシリアル変換と電源以外の機能はすべて備えている
 ただただ安い
 難点は抵抗とコンデンサがチップタイプなのでハンダ付けの難易度が高いところ
 電源は2.54ピッチ2ピンへ5V/GNDを直接接続する

 2015/09/24追記:チップ抵抗/コンデンサが実装済の新型が発売された

拙作の裏面


極小AVRマイコンキット [CORE8]  ○
 AVR単体動作用の補助ボード
 単体動作に最小限必要なコンデンサとRESETピン用抵抗のみを備えている
 クリスタルやリセットボタンは外付けする前提で別売
 コンデンサを外付けするよりレイアウトがかなりスッキリしていい感じ
 難点は抵抗とコンデンサがこれまたチップタイプなところ

拙作の裏面

CORE8のほぼ等価回路/これがピンソケットの基板裏にスッキリ収まる


ぶれぼでいいの [BBDeiino]  ○
 ブレッドボード上で最小構成Arduinoを構築するためのキット
 前述の『あちゃんでいいの』を分割してピンソケットとピンヘッダを除いたもの
 別途ブレッドボードが必要となる
 使用時に基板がAVRの上を跨ぐという大胆な構造
 こちらは抵抗/コンデンサはチップタイプでは無い
 
USB電源キット [K-UBF6209] ○
  降圧機能付きUSB電源キット
 5Vの他に1.8~4.4Vに降圧した出力があるのがユニーク
 降圧する電圧は固定でありキットによって異なる
 出力用のピンヘッダは別売(2.54mmピッチのピンを立てるとよい)
 ピンを立てたらメスーメスのピンヘッダ接続ケーブルがあると便利
 (リンク先のケーブルは20Pだが、必要な数だけ割いて分割できる)

『あちゃんでいいの』との組み合わせ(5Vポートより給電)


USB-シリアル変換 ×
 USBシリアル変換の無い構成のArduinoでスケッチを書き込むのに必要
 USB-RS232C変換ではないことに注意
 aitendoの安価な製品の多くは変換ICにCH340を使っているのでできればパスしたいところ
 FTDIのICを使っていて5V/3.3V切り替えスイッチのあるもの、DTRピンがあるものがおススメ
 (DTRピンが無いとArduinoの書き込み用途に使えない)

 aitendoで該当するのはこれ
 秋月ならばこれ
 スイッチサイエンスならこれ